
4枚焼きのトースターなら、家族分の食パンを一度に焼ける。
2枚ずつ焼く場合と比べて、焼き上がりを待つ時間が減らせるし、先に焼いたパンだけ冷めることもない。
ただ、掃除しやすいモデルを探すと、パンくずトレーが外れるだけでは決めにくい。
焼き網や受け皿、扉まで外せるかで、焼いたあとの手入れが変わる。
最初は4枚焼きとパンくずトレーを確認すれば候補は絞れると思っていたが、候補を見比べると、部品を洗えるかだけでなく、庫内の奥まで拭けるかも気になった。
4枚焼きなら、パンくずトレーだけ見ればいいと思っていた

最初は、焼き終わったあとにパンくずトレーを引き出せれば十分だと思っていた。
パンくずが下に落ちるなら、トレーを外して捨てるだけで済むからだ。
ただ、4枚焼きのトースターを食パンだけでなく、チーズトーストや餅、ピザの温めにも使うと、汚れる場所はトレーだけではない。
焼き網に食材が触れたり、受け皿に油が残ったりすると、トレーを洗うだけでは庫内の汚れが残ってしまう。
そのため、4枚焼きであることに加えて、焼き網や受け皿を外して洗えるかも確認したいと思った。
外せない部品が本体に残ると、パンくずや油汚れを庫内で拭くことになるからだ。
使ったあとにどの部品を外して片付けられるかまで見たほうがよさそう。
ただし、この時点ではまだ、扉まで外れる必要があるのかは決めきれていなかった。
扉が外れるかどうかで、庫内の掃除方法が変わった

候補を見ていると、焼き網やパンくずトレーは外せても、扉は本体に残るモデルがある。
この違いは小さく見えるが、庫内を拭くときの手の入り方が変わる。
扉が付いたままだと、ガラスの内側や扉の下側、庫内の手前の角に布を入れにくい。
特にチーズや餅のように、焼いている途中で垂れたりこびりついたりするものだと、部品を洗うだけでなく、本体側を拭けるかどうかも気になる。
最初は、焼き網と受け皿が外せれば掃除しやすいと考えていたが、掃除したい場所へ手を入れられないなら、外せる部品が増えても最後に残る汚れは変わらない。
そのため、4枚焼き、焼き網と受け皿の取り外し、パンくずトレーの取り外しに加えて、扉も外せることを条件にした。
扉を外せるだけで十分とは言い切れないが、少なくとも庫内を拭くときに邪魔になるものを減らせる。
次に気になったのは、前の扉を外して手を入れるだけで足りるのか、それとも背面側まで開けられたほうがいいのかという部分だった。
前から拭くか、背面まで開けるかで候補が分かれた

この条件で候補に入ったのが【シロカ ST-211】だ。
4枚までの食パンに対応し、扉とパンくずトレーを取り外せるため、庫内を前側から拭きたい場合には条件を満たしている。
扉を外して焼き網を取り出せば、庫内の手前側や底面には触れやすくなる。
トースターを使ったあとにパンくずを捨て、扉やトレーを別に洗うことも可能だ。
一方で、前側から手を入れる構造では、庫内の奥や背面側の角に残った汚れまで確認しにくいのではと思った。
扉とパンくずトレーが外れることは大きいが、それだけで庫内全体を掃除しやすいとは限らない。
食パン中心で使っていて、パンくずをこまめに捨てることが目的なら、【シロカ ST-211】でも候補から外す理由はない。
ただ、チーズや餅を焼いたあとの汚れまで考えると、前側だけではなく、背面側からも庫内へ触れられる構造のほうが気になってきた。
ここで、扉やトレーを洗えるかという判断から、汚れた場所まで手を入れて拭けるかという判断へ変わった。
掃除する場所を減らす条件を重ねたら、自分に合うモデルが見えてきた

前扉を外せるだけでなく、背面側も開けられる構造なら、庫内の奥や角を掃除するときに手を入れる方向を変えられる。
この条件を加えて最後に残ったのが【山善 YTU-DC130】だ。
4枚焼きに対応し、焼き網、受け皿、パンくずトレーを丸洗いできる。
さらに前扉を取り外せて、背面側も開けられるため、手前の扉を外すだけでは届きにくい場所にも触れやすい仕様になっている。
1300W、80〜250℃の温度調節、最大30分のタイマーを備えているが、今回の判断で大きかったのは火力やタイマーではない。
4枚焼きの広さを確保したうえで、汚れた部品を外して洗い、本体の庫内にも手を入れられることだった。
もちろん、本体を水洗いできるわけではない。
電源プラグを抜いて十分に冷ましてから、外した部品を洗い、本体内部は布で拭くという手入れになる。
探し始めた時は、4枚同時に焼けることと、パンくずトレーが外れることが条件だと思っていた。
候補を確認したあとでは、掃除しやすいトースターとは、洗える部品が多いだけでなく、汚れが残りやすい場所へ手を入れられるものだと考えるようになった。








